遊技機メーカー大手SANKYO(6417)の株価が9月22日午前の東京市場で急落し、前日比5%超の下落となっている。

同社が9月19日に発表した2026年3月期第2四半期(累計)業績予想では、売上高は前年同期比10%増の1,000億円、純利益も同7%増の280億円と堅調だった。特にパチンコ機の販売台数は約16万台と前年同期比の約2倍。

ただし、パチスロ販売台数は前年同期の8万台から4万台へと半減。活況なパチスロ市場における競争力低下が懸念された。また、パチンコ機のヒットを背景に通期予想の上方修正が期待されたが、これは据え置かれ、配当も年間90円と前年の100円から減額された。これらが投資家に “期待外れ” と受け取られたとみられる。

同社は2026年3月期の連結業績予想において、売上高を前期比3.6%減、営業利益を同14.4%、経常利益を同14.2%減と見込んでいる。